今日は天野志美さんの金継教室6回目、最終回でした。
今回は仕上げです。
前回までの下塗りの上に、仕上げ用の上塗りの漆をのせて、
金属などで仕上げる場合は、その漆の上から金属を蒔いていきます。
上塗りの漆をのせているところ。
仕上げの金属。これは銀です。
筆で金属粉を上塗りの上に蒔いていきます。
こちはらは銀の「消し紛」。
ここで仕上がり。
こちらは銀の「丸紛」。
上の銀より白っぽく写っていると思います。
「消し分」というのは金箔などを粉にしたもの。
「丸粉」は金属の粉。
丸粉の場合、この上からもう一度漆を塗り、
乾かした後に、磨き粉と油で研ぎ出す作業をします。
梅雨の季節。
漆は湿度が高いほど固まるスピードが早いので、
今日の作業は時間の調整が難しそうでした。
ちょっと間違うと、あっという間に固まってしまったり、
漆がよれたりしてしまうのでした。
6回に渡る金継教室は、今日で終了です。
この続きで作業をしたい場合は、
「補講」を設けていますので、そちらに参加していただくことができます。
次回の開催は、10月以降の予定。
日程が決まりましたら、お知らせしますね。