ちいさな個展 第2回は、京都の伏見で作陶されている井内素さん。
井内さんの作品は全て「てびねり」でつくられています。
「てびねり」というのは、轆轤や型をつかわず、
粘土を手で押しながら形成する技法。
なので、器の表面に指の跡が残っていて、それが味わいになっています。
井内素作
六角片口 径11m 高さ7cm 口含巾13cm 8100円
六角ぐいのみ 径7cm 高さ4cm 4860円
井内素作
丸片口 径10cm 高さ8cm 口含巾12cm 7560円
丸ぐいのみA(赤) 径6cm 高さ4cm 4320円
丸ぐいのみB(黒) 径5cm 高さ4cm 4320円
井内素作 Deep bowls
径11.5cm 高さ8cm
5184円
全て一点物。
ただいまオンラインショプからおお求めいただけます。
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オンラインショップ 井内素
井内さんは、もともと音楽を目指してバンド活動などをなさっていたそうです。
23歳のときに陶芸好きだったお父様が亡くなって、
それがきっかけで陶芸に転向したとか。
だからでしょうか。
作品にグルーヴな感じが漂う。
今回の作品は、いろんな色が出ていますけれども、
全て赤土から発色する色だそう。
ベースは赤土で形成し、一度素焼きをする。
その上に白化粧を施し、本焼きをする。
その上から赤土を塗って、さらにもう一度焼く。
という工程をへて焼いています。
赤い器は、赤土に含まれる鉄分が「酸化」して発色している色。
黒っぽい金属っぽいものは、赤土の鉄分を「還元」で発色させている色。
一客ごとに違う色合いは、下地の白土の濃度などによって変わってくるのだとか。
「いろいろ変化するのが面白くて」とおっしゃっていました。
そういえば、井内さん、高知出身なんですけれどもね。
お酒が強くて。
水のように飲む。
カパカパ音がしそうなくらい。
お酒お好きなんですよ。
だから酒器、カッコいい。片口、いいですよ。すごく。
井内素
1973年 高知県生まれ
2000年京都伝統工芸専門学校卒。
以後、京都伏見で制作。
個展を中心に活動。