山田隆太郎さんの三島手。カッコいいです。
あっさりとした三島ですが、薪で焼かれた器が持つ独特の質感とあいまって、味わいのある仕上がり。
同じ器でも、一客ごとに全く違った表情をもっているので、どれもが一点ものといった感じです。
上画像 三島7寸鉢 径20.5cm 高さ6.5cm 6480円
上画像 三島茶漬碗 径16cm 高さ7.5cm 4860円
三島飯碗 径12cm 高さ6cm 3240円
この飯碗は、上の鉢とはまた違った柔らかで上品な雰囲気です。
三島手というのは、土台にヘラや櫛や印を使って模様をつけて、そこに白土を埋め込む「象嵌」という技法で作られたもののことです。
李朝時代前期(15〜16世紀)に朝鮮半島で多く作られていた技法で、韓国では粉青沙器といわれています。
この器を当時の日本の茶人たちが愛用し、その文様が伊豆国三島で版行された三嶋暦に似ていることから「三島手」といわれています。
同じ技法を使っていても、作り手によって雰囲気がそれぞれ違うので、その違いを楽しんで集める方もいる人気の器なのです。
山田隆太郎展
会期 2016年10月22日(土)〜29日(土)
12時~19時 最終日17時まで
会期中無休ゴツゴツと粒子の粗い土を使い、大胆ながらも繊細なラインをもつ器たち。土ものならではの魅力あふれる作品が並びます。
ぜひお運びください。