郡司さんの絵柄のある器たちは、轆轤を庸久さんがひいて、絵付けを慶子さんがしています。
郡司さんの器というと、この写真にあるスリップという技法で絵を描いたものが、よく知られていて人気です。
スリップという技法は、古くは紀元前の古代中国や中東、アフリカなどでも見られるものですが、日本で良く知られているのは近代のイギリスのバーナード・リーチや濱田庄司河井寛次郎の作品でしょうか。
スリップは、器の上に泥で絵や模様を描く技法のことで、その絵柄の素朴さと温かさ魅力です。
今回郡司さんが持ってきてくれた器たちも、このスリップの器が沢山ありました。(まだまだございますが 笑)
慶子さんの描く、どこか不思議な物語のあるような独特の世界観が、心に響く器たちです。
眺めているだけでも素敵なのですけれども、料理を盛ると、また違った魅力が見えてくる器。
盛り映えして、いつもの料理も、新鮮に見える器です。
ぜひ出会いにいらしてください。
会期、あと3日です。
上画像 スリップ 尺皿 12960円
下画像 スリップ 6寸皿 3240円
7月9日(土)〜16日(土) 『郡司庸久 郡司慶子 展』
常に新しいことに挑戦している郡司さん。
「釉薬に動きのあるものをいろいろ試してきて、ようやく形になってきた」
とお話してくださいました。
遊び心のある器が並びます。
ぜひお運びください。