三島手。
もともと、こういう文様の器を作っていたのは、李朝時代の朝鮮半島です。
土台にヘラや櫛や印を使って模様をつけて、そこに白土を埋め込む「象嵌」という技法をつかった器。
それが、日本の茶人の目に止まって、持ち込まれた。
それを見た人が「あぁ、三島暦(室町時代、伊豆の三嶋大社で頒布された暦)に似ているなぁ」ということで「三島手」とよばれるようになったようです。(いろいろ説はある)
尾形さんの三島手、感じがよいです。
左のものは下まで寸胴。右のものは高台がついています。
それぞれ一点もの。
3675円